若隆景が高安に4勝4敗 大関足固めへ「自分の相撲が取れれば良い成績を残せる自信はある」

[ 2022年10月20日 14:15 ]

出稽古に訪れた高安(右)と申し合い稽古を行う若隆景(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の関脇・若隆景(27=荒汐部屋)が20日、出稽古に訪れた幕内・高安(32=田子ノ浦部屋)、幕内・阿武咲(26=阿武松部屋)らと計12番の申し合い稽古を行った。

 秋場所で千秋楽まで優勝争いに絡んだ実力者の高安を相手に、8番取って4勝4敗。「高安関は腰が重いので一生懸命押そうと思ってやりました」。持ち味のおっつけで前に出る力強さを見せた。前日は関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)や隆の勝(27=常盤山部屋)ら5人の幕内力士が訪れた。若隆景を目当てに集う幕内力士が多く「いろんな関取と稽古できて良い機会だと思う」と充実の出稽古期間を過ごしている。

 秋場所で11勝を挙げ、九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)は「2桁(勝利)を目標に」と大関獲りへの足固めを目指す。新関脇昇進から4場所連続の勝ち越しで安定感を示しており、大関の地位は着実に近づいている。「体さえ動けば、自分の相撲が取れれば良い成績を残せるという自信はある」と語る姿に、次期大関候補としての自覚が表れていた。

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