ウィザーズの八村が開幕戦で7得点 3Pを1本成功 チームは開幕戦で2年連続の白星

[ 2022年10月20日 10:48 ]

第2Q、右手でレイアップに持ち込むウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズの八村塁(24)が19日、インディアナ州インディアナポリスでの今季開幕戦に臨み、昨季の対戦成績が2勝2敗だったペイサーズと対戦。途中出場で24分のプレータイムを与えられた開幕戦ではフィールドゴール(FG)の成功は7本中3本で、7得点と5リバウンド、1ブロックショット、出場時間帯のチームスコアはマイナス6という内容だった。

 ウィザーズ(昨季35勝47敗)は第4Q序盤で最大18点をリードしながら残り31・2秒に3点差まで詰め寄られたが、結局一度もリードを許すことなく114―107(前半60―52)でペイサーズ(昨季25勝57敗)を振り切って開幕戦では2年連続の勝利。ブラドリー・ビール(29)がチーム最多の23得点を記録した

 八村はスコアが21―11だった第1Q5分14秒にコートに登場。このクオーターではステップバックからのジャンプシュートとペイント内で左手によるフックシュートを試みたがどちらもリングに嫌われた。

 第2Qに入ると速攻でのチャージングとパスミスを犯し、なかなかシュート・チャンスをつかめない状態。昨季のターンオーバー数は1試合平均0・8回だったが、この日の前半では3回を記録してしまった。3分31秒には自らドライブして右手でのレイアップに持ち込んだがこれも失敗。ウィザーズは前半に10人が出場したが、無得点は八村だけだった。

 第3Qは79―68で迎えた6分13秒から出場。正面からペイント内にカットしたあとにカイル・クーズマ(27)からパスを受けて放ったゴール下のシュートは外したが、自分でフォローしてボールをねじ込み、FG試投5本目で初得点を記録した。

 さらに第4Qの2分25秒、新加入のデロン・ライト(30)のパスを受けて右サイドから昨季の成功率は44・7%だった3点シュートを決めて5得点目。その23秒後にはペイント内でジャンプシュートを成功させて7得点目をマークした。


 ウィザーズの先発はビール、カイル・クーズマ(27)、モンテ・モリス(27)、デニ・アブディヤ(21)、、クリスタプス・ポルジンギス(27)の5人だったが、アブディヤは右足首を痛めて後半は欠場。第4Qの大詰めでコートに立っていたのはビール、クーズマ、ポルジンギスの先発陣とライト、ウィル・バートン(31)の新加入組だった。

 クーズマは22得点、13リバウンド、2ブロックショット、ポルジンギスは15得点、10リバウンド、バートンは17得点をマーク。チームの3点シュート成功は31本中11本(成功率35・5%)だった。

 センターのマイルズ・ターナー(26)を故障で欠いているペイサーズでは、ドラフト全体6番目に指名した新人ベネディクト・マサリン(20)がベンチからの出場ながらチーム最多の19得点をマーク。タイリース・ハリバートン(22)が26得点、バディ・ヒールド(29)が16得点を挙げるなど昨季途中でキングスから移籍してきた2人も奮闘したが、チームのフリースロー成功率は66・7%(21本中14本)でこれがスコアに微妙な影響を与える結果になった。

 ウィザーズは21日(日本時間22日)、地元ワシントンDCでブルズとのホーム開幕戦に臨む予定。なおウィザーズは八村との契約延長を見送っており、今季終了後は制限付きのFA選手。獲得を希望する他球団と同額のオファーをすればウィザーズは八村を引き留めることができるが、そうでない場合には移籍することになる。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分46秒=無得点)
(1)7分22秒・正面やや右からステップバックでジャンプシュート=×
(2)10分25秒・右サイドからインサイドを突いて左手でフックシュート=×
 ▼第2Q(出場6分14秒=無得点)
(3)3分31秒・左サイドからドライブして右手でレイアップ=×
 ▼第3Q(出場5分47秒=2得点)
(4)6分53秒・正面からカットしてクーズマのパスを受けてゴール下=×
(5)6分56秒・外したシュートを自分でフォロー=○
 ▼第4Q(出場5分13秒=5得点)
(6)2分25秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・ライト)
(7)2分48秒・フリースローライン付近のペイント内でジャンプシュート=○

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