満身創痍の池田勇太 6度目の最終日最終組「この場所で一度は優勝したい。俺の体よ、もってくれ」

[ 2022年10月1日 16:55 ]

<バンテリン東海C・第3日>4番、バーディーを奪い、ギャラリーの声援に応える池田勇太(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのバンテリン東海クラシック(賞金総額1億1000万円、優勝賞金2200万円)は1日、愛知県みよし市の三好CC西C(7300ヤード、パー71)で第3ラウンドを行った。

 首位に5打差の5位からスタートしたツアー通算21勝のベテラン・池田勇太(36=フリー)が5バーディー、1ボギーの67で回り、首位に5打差の通算10アンダー、3位に浮上。顎(がく)関節のずれから股関節などに痛みが広がる故障に苦しみながらギリギリ優勝争いに踏みとどまっている。

 「最終日をいい形で迎えられる。もう一日、俺の体よ、もってくれって感じかな」

 3位に終わった2週前のANAオープンで優勝争いした後、顔の左半分が「豚のように腫れ上がった」という。先週1週間を休養に充て今週は日本ゴルフツアー機構(JGTO)に申請した上、ずれた顎関節を調整するために厚さ3ミリほどの木片を左の奥歯でかみながらプレーしている。

 「ここでは苦い思い出しかないけど、三好が好きだし、この場所で一回は優勝したいからね」

 2008年から13度、この大会に出場し、2位3度を含むトップ3入りが5度。明日2日は今大会6度目の最終日最終組。満身創痍(そうい)ながら勝利への執念は上位陣の誰にも負けない。

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2022年10月1日のニュース