卓球日本、男女とも白星発進 張本ヒヤリ逆転勝利 世界選手権団体戦開幕

[ 2022年10月1日 04:07 ]

イラン戦でガッツポーズする張本(ゲッティ=共同)
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 卓球の世界選手権団体戦が開幕し、男女1次リーグが始まり、日本は男女とも白星発進した。男子は3組初戦でイランに3―0で快勝。第1試合で戸上隼輔(明大)がストレート勝ちし、第2試合の張本智和(IMG)、第3試合の及川瑞基(木下グループ)がそれぞれ逆転勝ちした。女子は2組初戦でスロバキアに3―0で完勝した。大会はシングルス5試合の3戦先勝方式で、男子は32チームが7組、女子は28チームが6組に分かれて1回戦総当たりの1次リーグを戦う。=中国・成都=

 新生男子日本が2大会ぶりのメダル獲得へ力強くスタートを切った。団体銅メダルを獲得した東京五輪から33歳の水谷隼が引退し、27歳の丹羽孝希は直前にインフルエンザのために欠場。世代交代の大会で若い力が躍動した。

 21歳の戸上が相手エースのノシャド・アラミヤンに3―0で快勝して先陣を切ると、続く第2試合は世界ランキング4位の張本が同153位のニマ・アラミアンを相手に第1ゲームを8―11で落とし、第2ゲームもゲームポイントを奪われる苦しい展開から逆転勝ち。第3試合はチーム最年長25歳の及川がホダエイに先手を許しながらもフルゲームの接戦を制した。19歳のエース張本は「戸上選手が勢いのあるプレーをしてくれて、僕も及川選手も勢いに乗ってプレーできた」と感謝。あす2日の第2戦はルーマニアと対戦する。

 ≪早田温存も完勝≫前回大会銀メダルの日本女子は3―0でスロバキアを下し、白星発進した。木原、伊藤、長崎でメンバーを構成。世界ランク5位の早田をベンチとしたが、ストレート勝ちで好スタートを切った。チーム最年少で18歳の木原は1番手に「怖かった」と苦笑いを浮かべながらも、堂々とした戦いぶりを披露。エース伊藤は「こういう試合を乗り越えることが大事」と振り返った。

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2022年10月1日のニュース