Bリーグ秋田 前田HCの妻・なつ美さん死去 39歳 闘病の末、4人の子供残し天国へ チーム喪章で弔意

[ 2022年10月1日 13:56 ]

 バスケットボール「Bリーグ」の秋田は1日、前田顕蔵ヘッドコーチ(40)の妻・なつ美さんが9月29日に死去したと発表した。39歳だった。

 公式サイトでは「この度、前田顕蔵ヘッドコーチの奥様 前田なつ美さまが2022年9月29日 満39歳を以って逝去いたしました。ここに謹んでお知らせ申し上げます」と記載した。

 8月26日に前田HCの離脱を発表していたが「奥様の闘病生活サポートの為でした。クラブ一同、謹んでお悔やみ申し上げますとともに心からご冥福をお祈りいたします」とした。チームは1日、2日に行われる今季初戦・北海道戦に喪章をつけて臨む。

 前田HCはサイトを通じてコメントを発表。「秋田ノーザンハピネッツを日頃応援していただいている皆さん、いつもありがとうございます。昨シーズンのチャンピオンシップが終わり、秋田に帰ってきた日に病気の診断を受けてから闘病生活が始まりました。皆さんには事情も言えないままでしたが、仕事も一旦休止させてもらいながら妻と家族と過ごしていました。本当に素晴らしい時間を頂きました。ありがとうございました。たくさんの幸せを皆さんから頂いた時間だと思っています。妻は4人の子供を育てながら僕のサポートをずっとしてくれました。昨シーズンは一度も会場に来れませんでしたが、家庭を守って、そして僕の背中をずっと支えてくれました。最高の妻であり、特別なブースターでした。日頃、注目される事もありませんが、毎日必死に育児や家事をしてくれた彼女を少しでも多くの皆さんに知ってもらいたい、そして送り出したいと思っています」とし、「この4ヶ月、前田家にとって最大の試練でありましたが、この秋田の地で素晴らしい方達のサポートと愛情を受けて、人生で一番素晴らしい時間を過ごせた事を心から感謝申し上げます。やっぱりこの場所が僕たちは大好きです。今日から開幕です。激しく、熱く、そして楽しく。またみんなで一緒に戦いましょう!」と結んだ。

 葬儀は近親者にて執り行うが、「沢山の方にお見送りしてほしい」という前田HCの意向で一般会葬も受け付ける。10月5日午前9時30分から11時30分まで、こすもすロイヤルホール(秋田県秋田市東通4丁目5-10)で焼香の時間を設ける。

 チームは当面の間、ケビン・ブラスウェルHC代行が指揮を執る。

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2022年10月1日のニュース