羽生結弦さん「日本と中国の方々にも最高の演技を」日中国交正常化50周年式典に特別参加【あいさつ全文】

[ 2022年9月29日 19:24 ]

<「日中国交正常化50周年慶典」>会場に手を振る羽生結弦さん(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇でプロ転向した羽生結弦さん(27)が29日、東京オペラシティで行われた「日中国交正常化50周年記念式典」に特別出演した。

 集合写真では関係者とともに黒のスーツに赤いネクタイ姿で写真に収まった。式典では二胡(にこ)演奏者のチャンヒナさんと登壇し、祝辞を述べた。以下は、あいさつ全文。

 「こんにちは、フィギュアスケーターの羽生結弦です。今日9月29日は日本と中国が国交正常化した記念すべき日です。僕も仙台から、このような式典に参加できて本当にうれしく思っています。今年の2月、僕は北京オリンピックに出場するために北京に行きました。そして、中国の方々の親しみやすさと温かさに触れてきました。とても感動しましたし、皆さんの応援を力に背中を押していただきました。日本と中国は隣り合っているからこそ、もっともっと良い関係でありたいですよね。僕も役に立ちたいと思いました。今年の7月、僕はプロフィギュアスケーターになることを宣言しました(その後スピーチ内容を忘れ、苦笑い)。これからも現役として4回転半ジャンプに挑戦していきますし、もっと日本と中国の方々にも最高の演技を届けられるように頑張っています。日本と中国がよりお互いが理解し合って、交流が増えるよう、そのきかっけになれればいいなと思っています。ちょっとだけ覚えたので、中国語でしゃべります(羽生さんが27歳でチャンヒナさんが24歳で合計すると51歳などと説明)。これから5時間ほどで日中国交正常化から51周年の初日を迎えます。これから50年もともに力を合わせて頑張っていきましょう。明日のために、未来のために、私たちのために、そして、私たちの次の未来のために頑張っていきましょう。一緒に頑張っていきましょう、頑張りましょう。加油!」

 今月16日の概要発表会見では、同イベントの蒋暁松・実行委員長が羽生さんを招いた経緯について「お若い方で中国でも日本でもたくさんの人に愛されている。本人がいろんな困難にチャレンジし、若い人たちの一つの模範として愛されている」と説明していた。

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