23年W杯へサバイバル号砲 ラグビー日本代表 秋初戦メンバーに坂手、リーチら

[ 2022年9月29日 18:31 ]

日本代表・坂手主将
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 ラグビー日本代表は29日、今秋の初戦となる10月1日のオーストラリアA代表戦(東京・秩父宮ラグビー場)の登録メンバー23人を発表し、フッカー坂手淳史主将(埼玉)、No・8リーチ・マイケル(BL東京)、SH斎藤直人(東京SG)らの先発が決まった。試合は非テストマッチで、日本代表はジャパンXV(フィフティーン)として試合に臨む。

 キャップ対象試合ではないものの、フランカー下川甲嗣(東京SG)とSO中尾隼太(BL東京)のノンキャップ選手2人にとっては、記念すべき“代表デビュー”となる。オンラインで会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)も「下川は若くて素晴らしい選手。合宿でもフィットネスがあり体が強く、可能性を感じさせた。中尾は(招集されていた今夏は)病気で出場機会がなかった。出場するに相応しい選手」と期待した。

 19年W杯代表組ではケガやコンディション不良で今夏の代表活動を辞退していたNo・8姫野和樹(トヨタ)、SH流大、WTB松島幸太朗(ともに東京SG)が3人そろってリザーブ入り。ジョセフHCも「タフな試合になると思うので、後半から出場して持っている能力を発揮してほしい」と経験豊富な3人にも期待した。

 オーストラリアA代表は正規代表のセカンドチームの位置付けで、スーパーラグビーでも活躍する若手中心ながら、キャップホルダーやケガから正規代表復帰を目指す主力選手もいる難敵。勝敗が世界ランキングに影響しない非テストマッチながら、ジョセフHCはこの3連戦について「選手のパフォーマンスやケガにもよるが、全員に出場機会を当てる、という考えはない。勝つことが最優先」と明言。選手同士の競争をあおりながら、10月29日のニュージーランド戦、11月のイングランド、フランスとの対戦に向けてチームの強化を図る。

 ▽ジャパンXV登録メンバー
1 クレイグ・ミラー(埼玉)
2 坂手 淳史(埼玉)
3 木津 悠輔(トヨタ)
4 ジャック・コーネルセン(埼玉)
5 サナイラ・ワクァ(花園)
6 下川 甲嗣(東京SG)
7 ピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)
8 リーチ・マイケル(BL東京)
9 斎藤 直人(東京SG)
10 中尾 隼太(BL東京)
11 シオサイア・フィフィタ(花園)
12 中野 将伍(東京SG)
13 ディラン・ライリー(埼玉)
14 ゲラード・ファンデンヒーファー(東京ベイ)
15 山中 亮平(神戸)
16 堀越 康介(東京SG)
17 三浦 昌悟(トヨタ)
18 竹内 柊平(浦安)
19 ワーナー・ディアンズ(BL東京)
20 姫野 和樹(トヨタ)
21 流 大(東京SG)
22 松島 幸太朗(東京SG)
23 野口 竜司(埼玉)

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