ジャブール　アフリカ勢初優勝へ女子単4強　68年のオープン化以降初の準決勝進出

テニス　全米オープン第9日 （ 2022年9月6日    米ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター ）

アフリカ勢初の準決勝進出を果たしたジャブール（AP）
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　シングルス準々決勝は女子で68年のオープン化以降の4大大会でアフリカ勢初優勝を目指すオンス・ジャブール（チュニジア）がアイラ・トムリャノビッチ（オーストラリア）に勝ち4強入りした。第17シードのカロリーヌ・ガルシア（フランス）はコリ・ガウフ（米国）に勝利。準決勝ではジャブールと対戦する。男子は全仏オープン準優勝のカスパー・ルード（ノルウェー）とロシア出身のカレン・ハチャノフが準決勝で顔を合わせる。

　快挙へ一歩、前進した。ジャブールは全米の女子シングルスで68年のオープン化以降、アフリカ勢初の準決勝進出。ウィンブルドン選手権では準優勝しており「4大大会の決勝を経験したことが助けになっている。準々決勝の壁を突破できたことは自信につながる」と風格を漂わせた。オープン化以降、4大大会ではアフリカ勢の優勝はなく、アラブ系としても初優勝となる。「アラブ系の女性に対し、4大大会で戦えると伝えたい」とメッセージを送った。

　《ガルシア初4強》女子シングルスで28歳のガルシアの快進撃が止まらない。前哨戦で優勝して迎えた今大会は1セットも落とさず、4大大会で初のベスト4入り。「気持ちをどう表現していいか分からない」と喜びを爆発させた。ダブルスは今年の全仏オープン優勝などで実績を残す一方、シングルスでは17年の全仏の8強が最高。準決勝のジャブール戦へ「トップ5の選手でチャレンジになる」と力を込めた。

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