落合博満氏 メダル獲って喜ばないこともある日本の五輪「4、5位でも世界の4、5番目…それは凄いこと」

[ 2022年9月6日 17:30 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ショート動画をアップし「【オレ流トレンド】落合博満に聞くオリンピック」と題して野球と五輪、そして落合氏から見たオリンピアンや五輪競技について熱く語った。

 オリンピック(五輪)でよく見る競技は陸上の中長距離であることを明かした落合氏。陸上以外では「テレビ局っていうのは“これを見てくれんじゃないのかな”というのを主体にやるでしょ。だから目新しいものっていうのはそんなに見てはいなかったけどね。まぁ決まって柔道とか、レスリングとか、水泳とか、あと体操。その辺がメインになって大々的にやるんであって。だkら何個メダル獲ったというのがもてはやされるでしょ」と日本の五輪報道について思うところありの様子。

 続けて「オリンピックに出てくる人っていうのは4年に1回だから格別なものはあるみたいだね。実力だけじゃなくて運も伴うっていう。4年に1回だから。日本人選手だけでしょ?銀メダル、銅メダル獲って喜ばないのは」と柔道やレスリング競技で金メダルを逃し表彰台で涙する場面がある日本について言及。「(競技によっては)金メダルを獲って当たり前って言われているような時代でね。でも4位、5位でも世界の4番目、5番目なんだよ。フフフ。それは凄いことなんだよ。だからメダルを獲った者だけじゃなくてね、その凄さっていうのは、やっぱりオリンピックの見どころじゃないのかなとは思う。まして4年に1回だもの。そこがピークに当たればいいけども…まぁ、実力だけじゃなくて運が作用される競技会であることだけは事実だね」と「4年に一度」だからこその特異性を説いた。

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2022年9月6日のニュース