貴景勝が隆の勝に13勝2敗 秋場所へ課題は精神面の持続「15日間の勝負」

[ 2022年9月6日 16:40 ]

隆の勝と三番稽古を行った貴景勝(左)
Photo By 代表撮影

 大相撲の大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が6日、東京都板橋区の同部屋で幕内・隆の勝(27)と三番稽古を行った。立ち合いから一気に押し込んで勝つ内容が多く、頭四つからのど輪で起こしていく攻めなども見せて13勝2敗と大きく勝ち越した。

 8月14日に行われた夏巡業の最終日は体調不良で休場。「もしコロナで迷惑をかけてしまったら」と大事を取ったが、幸いにも微熱だけで次の日には元気になっていたという。現在は秋場所(11日初日、東京・両国国技館)へ向けて仕上げていく時期。「もう若くはなくなってきているので、その日いきなり調子悪くなるということもある。よくアンテナを張ってやらないと」と自身でも気付きにくい体調の変化に細心の注意を払っている。

 優勝からは約2年遠ざかっており、名古屋場所は星の差1つで惜しくも逃した。優勝奪還へ、課題に挙げたのは精神面の持続力。「15日間の勝負だから波を作ってはダメ。“今日勝たないと明日はない”ぐらいの気持ちで」と決死の覚悟で一日一番、目の前の相手に全力を尽くしていく。

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2022年9月6日のニュース