期待の三段目・若ノ勝が猛稽古で全身泥まみれ 埼玉栄高の先輩・貴景勝「早く強くしてあげたい」

[ 2022年9月6日 19:56 ]

貴景勝(左)の指導を受ける若ノ勝(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の常盤山部屋が6日、秋場所(11日初日、東京・両国国技館)に向けての稽古を報道陣に公開した。

 デビュー4場所目となる埼玉栄高出身の三段目・若ノ勝(19)は連日、全身汗と泥にまみれながらの猛稽古を行った。この日は三段目の優力勝(21)、隆翔生(16)、新隆山(18)を相手に計46番取って36勝10敗。得意の突き押しで圧倒する内容が目立った。ぶつかり稽古では20分を超える長時間の“かわいがり”。息も絶え絶え、持っている力の全てを出し切った。

 今年春場所のデビューから6勝、6勝、5勝と好成績を残して東三段目33枚目まで番付を上げた。埼玉栄高で同級生だった琴手計(19=佐渡ケ嶽部屋)は西三段目13枚目と少し上を行く。埼玉栄高の先輩でもある兄弟子の大関・貴景勝(26)からは「先に(関取に)上がられるぞ!また差をつけられるぞ!」とライバルを意識させる厳しい声が飛んだ。

 稽古中は常に厳しかった大関だが、稽古後の取材では「まじめで誰よりも稽古している」と好評価。「早く強くしてあげたい。教えられることは教えていきたい」と先輩の優しい一面も見せていた。

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2022年9月6日のニュース