大橋悠依 年内は試合よりも体づくり 世界水泳、2パリ五輪へ肉体改造&ケガ予防

[ 2022年9月6日 04:30 ]

「上月スポーツ賞」表彰式で笑顔を見せる大橋悠依(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 上月財団が国際大会などで好成績を残した選手に賞金を贈る「上月スポーツ賞」の表彰式が5日、都内で行われ、東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)が肉体改造に着手したことを明かした。年内は試合よりも体づくりを優先する方針で、年明けまでレース出場を見送る可能性を示唆。来年8月の世界選手権福岡大会、24年パリ五輪に向けて一から体を見直す。

 もう一度、世界で結果を出すため、大橋がレースよりもトレーニングを優先する。8月初旬からウエートの回数を週2回から3回に増やし、肉体改造に着手。体を大きくすることに加え、故障に悩まされてきた左足と右肩のケガ予防のために左右の体のバランスを整えることに時間を割く。「今はパリ五輪、福岡の世界水泳に向けて体をつくっている段階。ベースをつくることに時間をかけてもいいと思っている」と語った。

 6月の世界選手権は東京五輪で2冠を達成した個人メドレー2種目に出場。200メートルが13位で準決勝敗退、400メートルも5位に終わった。20代前半の頃と比べて水中で積める練習量が減りつつあるため、筋力トレでカバーしたい考え。今後の大会出場プランにも言及し「(10月の)日本短水路選手権も頭にあるが、試合に出ようとするとそこに合わせてしまうので、焦らずやりたい。(次は)年明けになるかもしれない」との方針を示した。

続きを表示

2022年9月6日のニュース