テニス西岡は準V 4年ぶり2度目のツアー優勝逃すも「最高の時間を過ごせた」

[ 2022年8月8日 08:15 ]

テニスシティ・オープン最終日 ( 2022年8月7日    ワシントン )

優勝したキリオス(右)と準優勝の西岡(AP)
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 男子シングルス決勝で、世界ランキング96位の西岡良仁(26=ミキハウス)が世界63位のニック・キリオス(27=オーストラリア)に4―6、3―6で敗れた。18年9月の深センオープン以来4年ぶり2度目のツアー優勝を逃したが「この1週間、最高の時間を過ごすことができた」と笑顔。「今シーズン序盤は(結果が出ずに)悪夢だった。もう引退するかもしれないと思う時期もあったが、これで続けられる。次はトロフィーを掲げたい」と語った。

 20年2月にデルレイビーチ・オープンで準優勝しており、今大会が3度目の決勝の舞台。第1セットは第1ゲームでいきなりブレークを許した。第2セットも第1ゲームでサービスゲームを突破されて追う展開。試合を通して1度もブレークできず、1時間21分でストレート負けした。キリオスとの対戦成績は4戦全敗となったが「ニックにおめでとうと言いたい」と称え「14歳の頃から戦っている間柄で、ずっと知っている友人同士。ここで終わらず、引退するまで戦い続けたい」と語った。

 ツアー大会は上からグランドスラム、マスターズ、ATP500、ATP250の格式があり、過去2度の決勝はATP250だった。今大会はATP500。1回戦で世界37位のブルックスビー(アメリカ)、2回戦で世界21位のデミノー(オーストラリア)、3回戦で世界24位のハチャノフ、準々決勝で世界40位のエヴァンス(イギリス)、準決勝で世界8位のルブレフと格上を次々と撃破した。頂点には届かなかったが、8日に発表される世界ランキングで自己最高位の48位に迫る54位に浮上する。

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