中島啓太 第150回全英オープン記念イベントに参戦 聖地でのプレーに「幸せでした」

[ 2022年7月12日 05:41 ]

18番、スウィルカン橋を渡る中島(撮影・西尾 大助)
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 第150回全英オープンは14日、聖地セントアンドリュースで開幕する。11日、世界アマチュアランク1位の中島啓太(22=日体大)は150回大会を記念した「セレブレーション・オブ・チャンピオンズ」にアジア・パシフィックアマチュア選手権覇者として出場。前回覇者のコリン・モリカワ(米国)、女子でメジャー3勝のノードクイスト(スウェーデン)らと第1組に入り、1、2、17、18番の4ホールをプレーした。

 中島にとってこれ以上ない濃密な1時間となった。互いにバーディーを奪えばグータッチをかわす。モリカワとはプロ転向の時期やクラブのことなど、ゴルフ談議にも花を咲かせた。王者の哲学に触れ「光栄でした。素晴らしい選手とプレーできて、たくさんのギャラリーの中でプレーできて幸せでした」と笑顔を見せた。

 聖地セントアンドリュースでのプレーは今回が初。低い打球が得意な中島は「リンクスは大好き」と言った。18ホールを振り返るユーチューブでコースは予習済み。ナショナルチームのヘッドコーチを務めるガレス・ジョーンズ氏からは「バンカーに入れない、3パットしない、そうすれば戦える」とリンクスで戦う上での鉄則も授かった。

 ティーショットがホテル越えとなる名物ホールの17番、右サイドにギャラリーが迫る18番では「ちょっとビビッてる」とミスショットも出たが、試合では「戦わないといけない。勇気を持って、自分を信じてプレーできれば」と話した。マスターズ、全米オープンに続く3度目のメジャー。中島はゴルフ発祥の地でメジャー初の予選通過を目指す。

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2022年7月12日のニュース