【卓球】パリ五輪シングルス、世界ランク重視でどうなる日本の独自選考 日本協会はIOCに確認へ

[ 2022年7月12日 09:45 ]

現在、女子で世界ランク日本勢最上位の伊藤
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 国際卓球連盟(ITTF)は24年パリ五輪の卓球の予選方式を11日に発表し、団体に出る男女各16チームに自動的にシングルス2枠が付与され、シングルスは同年6月18日に発表される世界ランキングの上位選手個人が出場権を得ることになった。シングルスの各国・地域の枠は最大2で、団体の出場国は各大陸予選や同年の世界選手権団体戦などの成績で決まる。

 日本卓球協会は世界選手権個人戦や全日本選手権などに独自のポイントを設定し、合計ポイント上位の2人をシングルス代表に選ぶ選考基準を暫定的に設定。既に選考レースはスタートしており、ITTFの発表に従えば日本独自の選考は“ご破算”となるが、日本卓球協会の宮崎義仁専務理事は12日、「IOC(国際オリンピック委員会)に問い合わせる。日本のやり方ではいけないのかどうか」と話した。

 東京五輪では団体のチーム3人のうち、どの2選手をシングルスで起用するかは各国・地域で決定。宮崎本部長は「最終的には各国で選べるのが原則論だと思っている」とし、日本独自の選考基準を破棄するかどうかは「IOCからの回答が出てから」と話すにとどめた。

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2022年7月12日のニュース