入江陵介 24年パリ五輪目指し現役続行「強く目指す事を決意…2年間を悔い無く泳ぎ抜きたい」

[ 2022年7月12日 22:10 ]

競泳の入江陵介
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 競泳男子背泳ぎで4大会連続五輪出場の入江陵介(32=イトマン東進)が12日、自身のインスタグラムを更新。「2024年に行われるパリ五輪を強く目指す事を決意しました」と表明した。

 「RESTART 2024年に行われるパリ五輪を強く目指す事を決意しました」とつづり、2年後の大舞台を目指して挑戦することを報告した入江。6月に行われた世界水泳では男子100メートル背泳ぎに出場、シーズンベストを更新する52秒83をマークしたが7位に終わった。「今年の世界水泳は自分自身のタイムは昨年の記録よりも伸びましたが、世界のレベルはもっと高くなりました。しかしながら何より世界水泳で世界新まで誕生したレベルの高い決勝の舞台に立てた8人のうちの1人になれた事を誇りに思い、充実感がありました」と大会を振り返り、思いをつづった。

 そして「世界のレベルは種目によってはかなり上がっており、日本の競泳のレベルは置いて行かれていると感じます。日本の派遣標準が高いという意見もあると思います。しかしながら日本の派遣標準とは別のパリ五輪に出場できる参加標準も発表されており、そのタイムを現状切れていない種目が沢山ある事が現実です」と日本の選手たちが直面する厳しい現実を明かす。続けて「パリ五輪までの残り2年間、そしてその先の競泳の日本チームがステップアップしていく為にも若い選手達の台頭、キャプテンシーがある選手、リーダシップがある選手がもっと必要となってくると思います。なにより日本代表として世界大会に出場しているという自覚、1レース1レースへの想いをもっと大切にして欲しいです」と思いをつづった。

 そして「来年は延期になっていた世界水泳福岡2023が開催され、翌年にはもうパリ五輪2024があります。現役として過ごすパリ五輪までの2年間を悔い無く泳ぎ抜きたいと思います」と決意。「まずは9月に行われる国体に出場(予定)に向けて、2024年パリ五輪のゴールに向けてRESTART」と記した。

 入江は18歳で08年北京五輪に出場し、200メートルで5位。12年ロンドン五輪は100メートルで銅メダル、200メートルで銀メダルに輝いた。16年リオデジャネイロ五輪と昨夏の東京五輪は表彰台に届かなかったが、東京五輪では競泳陣の主将を務めた。東京大会後には「来年5月福岡で行われる世界選手権に向けて現役を続けさせて頂きます」と表明していた。

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2022年7月12日のニュース