ラグビー協会が安倍元首相の訃報に声明「温かい応援のお言葉」在職中に19年W杯日本大会

[ 2022年7月8日 22:26 ]

2019年、W杯開幕戦を観戦する(左から)安倍首相(当時)、ビル・ボーモント会長、秋篠宮ご夫妻
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 安倍晋三元首相の訃報を受け、日本ラグビー協会は8日、土田雅人会長名でコメントを発表した。

 「このたびの安倍晋三元総理大臣のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます。安倍晋三元総理大臣には総理大臣在職期間中、ラグビー日本代表戦試合会場へもお越しいただき、代表チームへ温かい応援のお言葉を頂戴いたしました。また、ラグビーワールドカップ2019日本大会開催に際しましては、大会の成功に向け多大なお力添えを賜りました。日本におけるスポーツ文化の振興と発展に寄与されてこられた数々のご功績に敬意を表し、感謝申し上げますとともに、ここに衷心より哀悼の意を表します」

 元首相とラグビー界の縁は深い。17年5月には、京都迎賓館で開催された19年W杯日本大会の組分け抽選会に出席。ワールドラグビー(WR)のビル・ボーモント会長と並び、日本が1次リーグA組に入るくじを引いた。W杯開催時期も在任時期と重なっており、日本―ロシアの開幕戦を観戦し、試合後には日本代表のロッカールームを訪問。決勝ではプレゼンターを務め、大会後の同年12月には史上初の8強入りを果たしたリーチ・マイケル主将(当時)らを首相官邸に招き会談を行った。

 一方、当初はW杯前に完成予定だった新しい国立競技場の当初計画案を白紙撤回し、W杯での使用断念を決めたのも、安倍元首相だった。

 日本代表はあす9日、新装した国立競技場で初のテストマッチとして、世界ランキング3位のフランス代表と対戦する。

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2022年7月8日のニュース