阿武咲「相撲を取れることが幸せ」肋骨骨折から復活「痛みもないので大丈夫」休場明けで名古屋場所へ

[ 2022年7月8日 16:01 ]

阿武松部屋で稽古を行った阿武咲(代表撮影)
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 休場明けで大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)に臨む幕内・阿武咲(26=阿武松部屋)が8日、愛知県尾張旭市の同部屋で幕下以下の力士を相手に25番の申し合い稽古を行った。右を差しにいったり突っ張っていったりと相手によって取り口を変え「テーマを一番一番決めてやった」と実戦を想定。立ち合いの角度や腰の入れ具合を特に意識した。

 夏場所は肋骨の骨折で途中休場。最初の1週間は痛みで横になることができず、座った状態で寝ていたという。1カ月間相撲を取ることはできなかったが、現在は「ほぼ痛みもないので大丈夫です」と順調に回復。「やれることはやっていますので、相撲取れる体調に仕上げました」と元気に話した。

 青森・三本木農業高で同級生だった錦富士(25=伊勢ケ浜部屋)が新入幕に昇進。「うれしい気持ちですね」と幕内の土俵で対戦できることを喜んだ。「負けていい相手なんて一人もいないので」と特にライバル視はせず、これまで公式戦で一度も負けたことのない相手を迎え撃つ。

 約3年ぶりに平幕下位まで番付を下げた。「相撲を取れることが幸せ。感謝の気持ちを持ちながら一番一番集中して思い切って取れればと思います」。人生初の骨折を経験し、新たな気持ちで復活を期す。

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2022年7月8日のニュース