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松鳳山が会見「すっきりした気持ち」 先代師匠、元若嶋津から花束贈呈のサプライズも

[ 2022年6月28日 18:11 ]

サプライズで登場し引退会見を行った松鳳山(左)に激励の花束を贈呈する先代松ケ根親方(現荒磯、元大関若嶋津)
Photo By 代表撮影

 22日に日本相撲協会に引退届を提出した元小結・松鳳山(38=本名・松谷裕也、福岡県出身、放駒部屋)が28日、東京・両国国技館で会見し「今はすっきりした気持ち」と心境を述べた。

 5月の夏場所は東12枚目で3勝12敗に終わった。幕下陥落が濃厚な状況となるなか、14日目の千代ノ国(九重)戦後に「自分のなかですっきりしたものがあったし、やりきった気持ちになった。終わったなという気持ちになった」という。場所後に師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)と相談し、16年間の力士人生にピリオドを打つことを決めた。師匠は「7月場所も頑張ればという気持ちもあったが、本人が“相撲を取るのが怖くなった”と。それを聞いて俺もそうだったなと思い出しました。踏ん切りがついた」と明かした。

 会見では「40歳まで関取でいたかった。それができなかったことには悔いが残る」と明かし、思い出の取組には06年春場所での前相撲の最初の取組を挙げた。「相撲人生のスタートだったし、相手は中卒。負けられない気持ちもあり一番緊張した」。会見後には弟弟子の幕内・一山本、十両・島津海、さらにはサプライズで入門時の師匠、荒磯親方(元大関・若嶋津)にも花束を贈られた。

 駒大から元大関・若嶋津が師匠だった松ケ根部屋(現二所ノ関部屋)に入門。06年春場所で初土俵を踏んだ。体格には恵まれなかったが、激しい突き、押しで人気を集め、10年夏場所で新十両に昇進。11年九州場所では新入幕を果たした。13年初場所で新小結に昇進。三役を5場所務め、最年長関取として奮闘した。地元の九州場所では連日館内の大声援を浴び「地元の応援が力になった」と振り返った。幕内在位51場所で殊勲賞1回、敢闘賞3回。金星を5個獲得。通算成績は582勝605敗22休だった。

 引退後はかねてから思い描いていた飲食業に進む。その後「食に苦しんでいるアスリートをサポートする仕事に就きたい」と意向を示した。協会に親方として残ることは考えていなかったとの問いには「自分は指導者に向いていないと思うし、プレーヤーでいたいと思うタイプ。根気強く人に教えるのは、あんまり得意でない。これまで自分が苦労してきたことをサポートできたらと思います」と説明した。

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