高安が荒汐部屋で12番「みんな強いから楽しいですね」“出稽古行脚”で各部屋に与える好影響

[ 2022年6月18日 15:19 ]

荒汐部屋で若隆景(右)と申し合い稽古を行った高安(代表撮影)
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 大相撲の幕内・高安(32=田子ノ浦部屋)が18日、荒汐部屋に出向き、関脇・若隆景(27)や幕内・若元春(28)、同じく出稽古に訪れた関脇・阿炎(28=錣山部屋)、霧馬山(26=陸奥部屋)と計12番の申し合い稽古を行った。

 「みんな強いから楽しいですね」。稽古を終えた高安の表情に充実ぶりが表れていた。6日に出稽古が解禁されてから約2週間、追手風部屋、時津風部屋、佐渡ケ嶽部屋と回ってこの日からは荒汐部屋の稽古に参加。「若隆景と若元春が良い相撲取りますからね。最後は荒汐で締めようかと」。春場所で優勝決定戦を争った強敵のいる部屋を最後に選んだ。「活気のある良い稽古場でした。いろいろなタイプの力士と肌を合わせて得るものもたくさんありますし勉強になります」と内容の濃い稽古に納得。名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けて自然と気合も入っており「結果を出さないといけないので」と力を込めた。

 高安の“出稽古行脚”が他の部屋の力士たちに与える影響も大きく、全体の活性化にもつながっている。若元春は「立ち合いの踏み込みとか上手の取り方とか見ていて勉強になった」と左四つの先輩から吸収するものがあった。ぶつかり稽古で胸を借りた荒篤山(28=荒汐部屋)は「立ち合いや体の使い方を稽古終わってから教えてもらいました」と感謝を示した。

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2022年6月18日のニュース