深沢こころ「普段通りの演技できた」 世界選手権代表入りへ段違い平行棒で首位

[ 2022年6月18日 14:18 ]

<第76回全日本体操種目別選手権初日>女子予選、段違い平行棒に臨む深沢(撮影・会津 智海)
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 体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)の代表選考会を兼ねた全日本種目別選手権第1日は18日、東京・渋谷区の東京体育館で男女の予選が行われ、女子段違い平行棒では深沢こころ(20=筑波大)が14.200点をマークして首位に立った。

 団体戦を戦う上で女子のウィークポイントである段違い平行棒で目標としていた14点を突破し、代表入りに一歩前進。「とりあえず落ち着いて練習通りの演技ができて良かった」と笑顔を見せた。

 鯖江高2年時に右膝を故障。回復までの期間に段違い平行棒の練習に多くの時間を割いた。その成果が高3になって現れ、20年2月の種目別ワールドカップ(W杯)メルボルン大会で8位に。一つの“武器”を持ったことで自信も芽生え、徐々に個人総合でも結果を出せるようになったという。

 伸びやかな演技が持ち味。先月のNHK杯後は減点対象となる膝やつま先の“足割れ”など細かい部分にまで意識して練習してきた。この日の演技では着地で右方向に小さく一歩だけ動いた。「決勝では予選以上の演技、代表にふさわしい演技をしたい」と、代表が決まる19日の決勝を見据えた。

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