ラグビーNDS田村優、ジョセフHCへ感謝「直球でフィードバックをくれる」

オンライン取材に応じたラグビーNDSの田村優
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　今年1月に大規模噴火と津波に見舞われたトンガの被災者と被災地の復興支援を目的としたラグビーのチャリティーマッチ「エマージングブロッサムズ―トンガサムライフィフティーン」は、11日に秩父宮で開催される。9日には、日本代表予備軍となるナショナル・デベロップメント・スコッド（NDS）から編成された「エマージングブロッサムズ」が登録メンバー25人を発表。10番で先発に名を連ね、主将にも決まったSO田村優（33＝横浜）はオンライン取材に応じ、日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ（HC）とのやり取りを明かした。

　W杯2度出場の司令塔は、3日から始まったNDS大分合宿で若手と汗を流している。「持っているものを全部出すというか、体がどうなろうと出し切ろう」。田村は強い気持ちでひたむきに練習に取り組んでいる。

　NDSは日本代表の実質的な2軍という位置付け。来年に迫ったW杯フランス大会のメンバー争いをするためにも、代表への昇格が必要だ。それは経験と実績のある選手も例外ではない。田村は大分合宿に入る前、ジョセフHCと会話したという。「ジェイミーから僕に対するフィードバックは常に厳しいですよ。”ストレートに伝えてほしい”と僕も伝えているので。直球でフィードバックをくれるので助かります」と感謝した。

　今夏、NDSに与えられたチャンスは、チャリティーマッチと、ウルグアイ代表とのテストマッチ第1戦（18日、秩父宮）の2試合だ。来年にはW杯フランス大会が控えるが、田村は「先は見ない。まずはこの2週間。やってきたことをやり切る。段階を踏んでいければ。どこからスタートするにせよ、大きな結末、ゴールはある」と見据えている。