セルティクスがボストンでの初戦を制して2勝1敗 14年ぶりのリーグ制覇まであと2勝

[ 2022年6月9日 12:50 ]

ウォリアーズのトンプソンをかわしてシュートに持ち込むセルティクスのテータム(AP)
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 今季のNBA王者を決める「ファイナル(FINALS)」の第3戦が8日、マサチューセッツ州ボストンで行われ、地元のセルティクス(東地区)が116―100(前半68―56)でウォリアーズ(西地区)を下して2勝1敗。今シリーズでのホーム初戦を制して、2008年以来の優勝と、単独史上最多となる18回目のリーグ制覇まであと2勝と迫った。

 東地区決勝でMVPとなりオールNBAのファーストチームに選出されているジェイソン・テータム(24)が26得点、9リバウンド、6アシストをマークすれば、ジェイレン・ブラウン(25)は前半の22得点を含む27得点と9リバウンド、5アシスト、マーカス・スマート(28)も24得点と7リバウンド、5アシスト。ファイナルで同一チームの3選手が「20得点+5リバウンド+5アシスト」以上を記録したのは、1984年6月10日の第6戦でレイカーズ(マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥルジャバー、マイケル・クーパー=対セルティクス)が達成して以来、38年ぶりの出来事となった。

 セルティクスは第2Q途中で18点のリードを奪いながら、今シリーズで“鬼門”となっている第3Qの8分15秒に1点を追う展開。しかしその後に再逆転し、第4Qを23―11として逃げき切った。

 ウォリアーズは第3Qの6分54秒、この日31得点のステフィン・カリー(34)が3点シュートを決めて6点差。このときセルティクスのアル・ホーフォード(35)が自身の左足をカリーの着地した右足の下に入れたために危険行為として「フレイグラント1」をコールされてフリースロー1本を献上し、これをカリーが決めて“4点プレー”を成立させた。さらにマイボールのあとオットー・ポーターJR(29)も3点シュートを成功。わずか1分21秒間で10点を加えて83―82と1点のリードを奪ったが、ここからの攻防でセルティクスに競り負けた。

 カリーは第3Q序盤で4反則を犯しながらも6本の3点シュートを成功させ、このシリーズの3戦合計では94得点。3点シュートは37本中18本を決めて成功率は48・6%に達しているが勝利にはつながらなかった。クレイ・トンプソン(32)も5本の3点シュートなどで25得点。ウォリアーズは第3Qだけの3戦合計スコアでは106―63と43点をリードしているが、第4Qでは47―103と56点差をつけられており、このシリーズでは1勝にとどまっている。

 <ファイナルの結果と日程>
 ▼第1戦=〇セルティクス120―108●ウォリアーズ
 ▼第2戦=〇ウォリアーズ107―88●セルティクス
 ▼第3戦=〇セルティクス116―100●ウォリアーズ
 ▼第4戦=10日(ボストン)
 ▼第5戦=13日(サンフランシスコ)
 ▼第6戦=16日(ボストン)
 ▼第7戦=19日(サンフランシスコ)
 *日付は米国時間

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