福岡第一 昨年度ウインターカップ王者・福岡大大濠下しV!女子は東海大福岡が大接戦制し頂点

[ 2022年6月6日 06:00 ]

全国高校総体バスケットボール福岡県予選   福岡第一70-64福岡大大濠 ( 2022年6月5日    飯塚市第1体育館 )

優勝に笑顔をみせる福岡第一
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 男女の決勝が行われた。男子はウインターカップを直近5年で3度制した福岡第一と、昨年の同大会で日本一に輝いた福岡大大濠が激突。全国屈指の名門校同士の意地がぶつかりあった熱戦は、終盤にリードを広げた福岡第一が70―64でライバルに競り勝った。女子は東海大福岡が67―65で福岡大若葉を大接戦の末に破り優勝した。勝った両校は7月下旬から四国で開かれる全国高校総体に出場する。

 最終第4Q残り1分17秒。スコアは67―60。福岡第一のエース・轟瑠維(3年)はここで宿敵・福岡大大濠にとどめを刺す3ポイントシュートを沈め、ガッツポーズで喜びを爆発させた。終盤の勝負どころで決めたリードを10点に広げる一撃に「最高の気持ち。打った瞬間に入ったと分かった。今までシューティング練習をしてきたことが間違いじゃなかった」と笑みがこぼれた。

 全国の頂点を争う屈指の名門同士による全国大会をかけたハイレベルな一戦。第1Qはリズムがつかめず昨夏の高校総体予選で敗れた相手にリードを許したことで、第2Qに井手口孝監督は勝負を仕掛けた。チームの支柱であるWポイントガード、轟と崎浜秀斗(2年)を、川端悠稀(3年)と中村千颯(3年)にチェンジ。川端は1メートル64、中村も1メートル65と小柄な2人が持ち味の高速スピードと運動量、強度の高い守備で高身長の相手を翻弄(ほんろう)し、一気に流れを変えリードを奪った。ここから一度も逆転を許さず、指揮官も「うまくプラン通りにいった」と狙い以上だった切り札の活躍に目を細めた。

 轟と崎浜も後半第3Qからコートに復帰。第4Q開始直後には51―50と1点差に迫られたが、轟はそこから勝利を引き寄せる7得点をあげ、1本のロングパスで小田健太(3年)の高速カウンターをアシストするなど視野の広さとセンスあふれるパスワークでもチームをけん引し、エースの矜持(きょうじ)を存分に発揮した。

 昨年のウインターカップ王者・福岡大大濠を倒して挑む全国の舞台。指揮官は「九州大会、高校総体で優勝してウインターカップの福岡県の出場枠を3つにする責任がある」と頂点を見据える。

 轟にとっては3年生で初めてかなえた高校総体出場。2年前はコロナ禍で大会の開催がなく、昨年は福岡大大濠に決勝で惜敗した。「悔しい思いがやっと晴らせた」と安堵(あんど)。まずは今年の全国1冠目を狙う舞台へ気迫もみなぎる。「さらに運動量を上げてチャレンジャーとして強い気持ちで挑みたい。観客を沸かせるパス、シュートをみせたいです」。

 《福岡大大濠 隙突かれた》福岡大大濠は昨年のウインターカップで日本一に輝いた湧川颯斗(3年)、副島成翔(3年)、川島悠翔(2年)の3人のメンバーを擁しながらも悔しい敗戦。片峯聡太監督は最後まで食い下がった内容に「選手たちは最後まであきらめずに良くやった」と称え「相手が試合巧者だった。こちらのちょっとした隙をついてきた」と脱帽した。エース・湧川を今年からポイントガードで起用。経験値は足りないが「湧川も素晴らしいものを持っている。まだまだこれから。試合で学びがある。冬に向けて頑張っていきたい」と今後の成長に期待をかけた。ウインターカップの連覇へ向け「走り込み、スキルアップ」と巻き返しを誓った。

 《東海大福岡 12点差大逆転》女子・東海大福岡は最大12点差をはね返した。1メートル98のセネガルからの留学生、アミナタ(3年)が8本決めた3ポイントシュートなどで迫り、残り1分56秒で63―63。そこからフリースローを相手より多く決め激闘を制した。ゴール下で奮闘したアミナタは「とてもキツかったが楽しかった。去年負けていたのでうれしい」と笑顔。コロナ禍で来日し、故郷へ帰れず「ママと会いたい」と寂しさも見せる。一方で日本語には「慣れた」。全国の舞台へ「ディフェンスとオフェンスリバウンドを頑張って得点も取りたい」と活躍を誓った。

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