出稽古解禁初日「本場所のような緊張感」大栄翔が高安と三番稽古 ストレッチ方法も学んだ

[ 2022年6月6日 16:36 ]

高安(左)と三番稽古を行った大栄翔(代表撮影)
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 大相撲の出稽古が2年ぶりに解禁された。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて20年4月から禁止となっており、夏場所後の理事会で一時的な解禁が発表されていた。

 解禁初日となった6日、追手風部屋の稽古に幕内・高安(32=田子ノ浦部屋)が加わった。高安と三番稽古を行うなど計16番取った大栄翔(28)は「久々に来ていただいて胸を借りるつもりでやった。(立ち合いの)当たりが強くて残り腰もある力士はなかなかいないので、思い切り当たっていける稽古ができたと思います」と充実の表情を見せた。

 部屋に関取が7人おり普段から稽古相手には恵まれているが「出稽古だとまた違った本場所のような緊張感の中でやれます」といつも以上に気合が入った。夏場所で11勝を挙げ、名古屋場所は大関足固めの大事な場所になる。「新しい収穫だったり自分の弱点も発見できる。プラスしかない良い稽古ができる」と、この期間を有効活用してさらに力をつけていく。

 稽古後には高安にアドバイスをもらう場面もあった。「腰がちょっと痛いのでストレッチ方法を教えていただいて、凄く効きました。体のことをよく勉強しているなと感心しました」。部屋の違う先輩力士から学べるのも出稽古の利点。「巡業もなく、そういう会話もないので、改めて出稽古というのは良いものだなと思います」。少しずつ戻りつつある日常に実感を込めた。

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