山西利和、目指す“競歩版キプチョゲ”「本当の意味でのチャンピオンに」世界陸上2連覇へ挑戦

[ 2022年6月6日 16:48 ]

オンラインで取材に応じる競歩の山西

 陸上男子競歩20キロで東京五輪銅メダルの山西利和(愛知製鋼))が6日、オンライン会見を行った。7月には2連覇の懸かる世界選手権(米オレゴン州)が控えており、「日々の取り組みで足りない部分に対する不安感もあるが、それを超えた先に見える景色が楽しみ。金メダルを目指して頑張る」と意気込んだ。

 東京五輪や世界大会を経験し、他国のライバルたちにマークされても勝ちきる難しさを痛感する。「実力を上げるのが大前提。マラソンのキプチョゲ選手が東京五輪で勝つようなレースができなければ、本当の意味でチャンピオンになれない」と強調。レース展開は「お任せするタイプ」だったが、「(展開を)動かさなかったら、周りも動かない。自分からレース動かすのもカードの一つ」と明かした。

 フォームをマイナーチェンジし、課題のピーキングにも向き合いながら国内調整を続けていくという。パリ五輪での金メダルを念頭に置きつつ、7月の世界選手権、そして「世界記録はかなりチャンスがある」とも言う。「世界陸上まで1カ月半。準備はおおむね順調。やっててきたことをパフォーマンスに詰め込めるように準備したい」と前向きに語った。

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2022年6月6日のニュース