豪ノ山 故郷の大阪府寝屋川市長を訪問し新十両昇進を報告 名古屋場所前は佐渡ケ嶽部屋へ出稽古へ

[ 2022年6月6日 15:40 ]

故郷の大阪府寝屋川市を表敬訪問した(左から)豪ノ山、広瀬慶輔市長、武隈親方
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新十両昇進が決まった豪ノ山(24=武隈部屋)が6日、故郷の大阪府寝屋川市役所を表敬訪問し、広瀬慶輔市長に昇進を報告した。

 新十両場所への抱負として「初めての15日間。勝ち越せるように頑張ります」と意気込む豪ノ山に、同行した師匠の武隈親方(36=元大関・豪栄道)はこの日、2年ぶりに解禁された出稽古について「佐渡ケ嶽部屋へ行く計画です」と明かした。

 佐渡ケ嶽部屋には豪ノ山の母校・埼玉栄の同窓生で琴ノ若(24)や琴勝峰(22)がいる。「出稽古でも自分の相撲を取っていきたい」。武隈部屋には近大相撲部から春場所で三段目付け出しデビューし、三段目優勝、夏場所は幕下で6勝1敗の神崎がいるが、より豊富な稽古相手と手合わせできる利点がある。

 自身も寝屋川市出身、埼玉栄OBである武隈親方も思惑は同じで、「同世代もいて勉強になるし、刺激になる」。出稽古で一層の奮起を促す構えで、東京都大田区の武隈部屋から千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋まで朝5時起床で通うという。

 表敬訪問では広瀬市長が16年秋場所で武隈親方が達成した全勝優勝後、寝屋川で行った優勝パレードが話題になった。「市民23万人いますが、2万人が1人のために集まったのは見たことがない」。懇談では早くも豪ノ山の優勝パレードを願う声も上がったが、「まだまだそんな段階ではない。新十両になったばかり。目の前のことを一つ一つ達成して、そこへたどり着ければと思います」と武隈親方が弟子の胸中を苦笑いで代弁した。

続きを表示

2022年6月6日のニュース