笹生「楽しんで」挑む全米女子OP最年少連覇 笑顔で優勝トロフィー返却「See you!」

[ 2022年6月1日 05:30 ]

自身の写真の隣で会見する笹生優花
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 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子オープンは2日から4日間、ノースカロライナ州のパインニードルズGCで開催される。前回覇者の笹生優花(20=フリー)が31日、公式会見に臨み、大会史上8人目で最年少記録となる大会連覇へ、意気込みを語った。世界ランキング7位の畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)、渋野日向子(23=サントリー)ら日本勢15人が参戦する。

 決戦の舞台に到着した笹生は、両手で大事そうに持ち込んだ優勝トロフィーを返却した。英語で「1年間お世話になりました」と言って飾り棚に置くと「See you!」と笑顔で手を振った。再び伝統のトロフィーを勝ち取るべく、ディフェンディングチャンピオンとしての戦いが幕を開ける。

 前年覇者として会見にもトップを切って臨んだ。「コースは凄く奇麗」と笑ったのも一瞬。「凄く難しい」と話した。特にグリーンの形状は砲台状が多く傾斜もきつい。練習ではグリーン周りでユーティリティーも握った。「初めてですね。コースを見たらアプローチだけでは寄らないホールもあるので、バリエーションが欲しい」と話した。

 もちろん「全米女子オープン」への思いは強い。パインニードルズGCにはオフに充てた5月第1週にも足を運び、チェックした。大会連覇となればくしくも同会場で01年に達成したカリー・ウェブ(オーストラリア)以来8人目。1年前、史上最年少で大会を制した20歳には最年少での連覇が懸かる。

 今年から賞金総額は1000万ドル(約12億8000万円)と昨年の約2倍、優勝賞金も女子スポーツ最高峰の180万ドル(約2億3000万円)に増額された。「自分だけでなく女子ゴルファーにとって凄く良いこと。ゴルフを楽しんでできれば」。笹生だけが目指せる「連覇」へ、新たな挑戦が始まる。

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2022年6月1日のニュース