3年ぶり代表活動参加の立川「フレッシュな気持ちで」リーグワン・東京ベイがファン感を開催

[ 2022年6月1日 20:28 ]

東京ベイのファン感謝イベントであいさつする立川理道主将(中央)
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 ラグビーリーグワンの東京ベイ(旧クボタ)は1日、ホストスタジアムの東京都江戸川区陸上競技場でファン感謝イベントを開催し、一部を除く全選手、スタッフが参加。平日昼間にも関わらず、多数駆け付けた“オレンジアーミー”と呼ばれるファンとの交流を楽しんだ。

 CTB立川理道主将(32)は「オレンジアーミーの応援が力になった。来年こそ優勝したい」と力強く宣言した。トップリーグのラストイヤーだった昨季も初の4強入りを果たし、今季は過去最高成績となる単独3位。「若手も含め、いろんな選手が出場機会を得てパフォーマンスを出せた。プレーオフを経験できたのは大きな進歩」と語った。

 チームの躍進を象徴するように、3日から合宿が始まる日本代表と2軍にあたるナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)には、計8人が選出された。代表通算55キャップの立川もNDSに選ばれ、19年春以来の代表活動に参加する。今季は一プレーヤーとしても高いパフォーマンスを発揮した立川は、「フレッシュな気持ちで、また一からチャレンジしたい」と話した。

 日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが就任した16年秋には堀江翔太(埼玉)と共に共同主将に指名された立川だが、18年秋の活動ではまさかの落選。その後も合宿に追加招集されることはあったが、中村亮土(東京SG)らの台頭もあり19年W杯出場を逃した。「W杯は素晴らしい大会。(19年は)悔しい気持ちがあり、もう一度出たいという気持ちも出た」。23年へ再チャレンジへ闘志を燃やしている。

 一方でチームメートで元オーストラリア代表のSOバーナード・フォーリー、元ニュージーランド代表のCTBライアン・クロッティと3シーズンを過ごし、学んだこともあったという。「彼らが来て、楽しめる環境になった。17年くらいからケガもあり、(代表活動を)楽しめていなかったし、(落選を)勝手にネガティブに捉えていた」と振り返る。若手選手が多いNDSでは見本を示す立場だが、「深く考えずに楽しみたい」と、自然体でラグビーに打ち込むつもりだ。

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2022年6月1日のニュース