車いす男子単 16歳・小田が4大大会快勝デビュー、史上最年少出場「素直にうれしい」

[ 2022年6月1日 05:30 ]

車いすの部男子シングルス1回戦でプレーする小田
Photo By 共同

 テニスの全仏オープン第10日はパリ・ローランギャロスで行われ、31日の女子シングルス準々決勝で第18シードの18歳コリ・ガウフ(米国)とノーシードのマルティナ・トレビザン(イタリア)が勝ち、ともに4大大会初の4強入りを果たした。2人は準決勝で顔を合わせる。ガウフは17年の全米オープン女王スローン・スティーブンス(米国)に7―5、6―2で勝利。トレビザンは昨年の全米準優勝の第17シード、レイラ・フェルナンデス(カナダ)を6―2、6―7、6―3で破った。車いすの部の男子シングルス1回戦では4大大会初出場の16歳、小田凱人(東海理化)がニコラ・パイファー(フランス)に6―1、6―3で勝ち、準々決勝に進んだ。

 車いす男子シングルスで16歳の小田が鮮やかな白星で、4大大会デビュー戦を飾った。国際テニス連盟によると、4大大会の車いす部門で史上最年少出場。「素直にうれしい」と喜んだ。「相手が整う前に決めるのが武器」と攻撃的なプレーで終始、主導権を握った。第1セットは1ゲームしか与えないなど完勝だった。それでも「お客さんが見ている前でミスをしてはいけないという思いが出てしまった」と反省を忘れなかった。「凱人」の名は凱旋門に由来するという。縁のある地で好発進した。

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2022年6月1日のニュース