狩野舞子さん 姉・美雪さん率いるデフバレー日本代表の棄権に「精一杯戦った事を誇りに思って」

[ 2022年5月12日 16:24 ]

狩野舞子さん公式インスタグラム(@kanochan715)から

 元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さん(33)が12日、自身のインスタグラムを更新。新型コロナウイルス感染者増加により「デフリンピック」日本選手団が全競技で辞退を決めたことについて胸中を明かした。

 姉の美雪さんが監督を務めるデフバレーボール日本代表女子チームは、大会2連覇がかかっていた今大会で準決勝に進出。だが全競技での辞退決定に涙をのんだ。

 この発表に舞子さんは「こんな辛いお知らせはしたくなかったですが1番辛いのは日本選手団の皆さんだと思います」と選手への気遣いを投稿。「男子、女子の皆さん、お疲れ様でした。やりきれない気持ちでいっぱいだと思いますがここまで精一杯戦った事を誇りに思ってほしいです」とエールを込めた。

 「デフリンピック」はろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催。ろう者のための国際的なスポーツ大会で、参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴を持つ。今大会で日本選手団は史上最多となる30個のメダルを獲得していた。

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