モラント不在のグリズリーズが2勝目 崖っ縁で踏みとどまる ウォリアーズは記録的大敗

[ 2022年5月12日 14:41 ]

シュートを決めたあと歓喜のポーズを見せるグリズリーズのジャクソンJR(AP)
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 大黒柱のジャー・モラント(22)を右膝の打撲で2試合連続で欠いていた西地区第2シードのグリズリーズ(56勝26敗)は11日、地元メンフィス(テネシー州)で第3シードのウォリアーズ(53勝29敗)に一度もリードを許すことなく134―95(前半77―50)で圧勝。西地区準決勝シリーズの成績を2勝3敗として崖っ縁で踏みとどまった。

 前半の77点はプレーオフでのチーム最多記録。モラントは欠場したものの、ジャーレン・ジャクソンJR(22)、タイアス・ジョーンズ(25)、デズモンド・ベイン(23)の3人が21得点をマークして第3Q終了間際には最大55点差をつけた。

 新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したスティーブ・カー監督(56)を2試合連続で欠いたウォリアーズは第3Q終了時点で52点差(プレーオフ・タイ記録)をつけられて大敗。ステフィン・カー(34)は25分の出場で14得点にとどまり、3年ぶりの地区決勝進出はおあずけとなった。前半での77失点はチームのワーストに並ぶ不名誉な記録。プレーオフでの最大点差は1956年3月19日にレイカーズが西地区準決勝シリーズ第2戦でホークスに133―75とした試合と、2009年4月27日にナゲッツが西地区1回戦第5戦でペリカンズに121―63で勝った試合での58点差。第3Q終盤ではこの記録に迫る勢いでグリズリーズが得点を重ねていた。

 なおこのカードの第6戦は13日にウォリアーズの地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で行われる。

 

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