三段目付け出し・嘉陽が3連勝　物言いがつく際どい勝負に「もっと攻めきって勝ちたい」

大相撲夏場所5日目 （ 2022年5月12日    東京・両国国技館 ）

＜大相撲夏場所5日目＞安齋（左）を攻める嘉陽（撮影・西海健太郎）
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　三段目90枚目格付け出しで今場所デビューした嘉陽（22＝二所ノ関部屋）が、幕下中位経験者の安齋（19＝鳴戸部屋）を押し出して3連勝とした。

　立ち合い左に動いて左へ回り込んでから押して出ると土俵際ではたかれて前に落ちた。物言いがつく際どい勝負となったが、相手の左足が先に出ており軍配通り嘉陽の勝ち。「次からはもっと攻めきって勝ちたい」と反省した。

　3日間取り終え、最初は緊張していた土俵上での所作などにも少しずつ慣れてきた。デビュー場所での勝ち越しや優勝への意識はあまりなく「内容を良くしていけるように。自分が得意としている突き出しができるようにしたい」と、残り4日間へ向けて力を込めた。