今季限りでの引退 寺本&畠田 涙の現役ラスト演技

[ 2022年4月22日 05:00 ]

体操 全日本個人総合選手権第1日 ( 2022年4月21日    東京体育館 )

女子個人総合予選を終え、笑顔でポーズをとる寺本明日香(左)と畠田瞳(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 女子予選が行われ、今大会限りでの引退を表明している寺本明日香(26=ミキハウス)、畠田瞳(21=セントラルスポーツ)が現役最後の演技を終えた。12年ロンドン&16年リオ五輪代表の寺本は跳馬を除く3種目に出場し、計38・565点。昨年の東京五輪代表の畠田は床運動のみに出場して11・266点だった。山田千遥(19=朝日生命ク)が4種目合計53・498点で首位に立った。2位は53・432点で宮田笙子(17=鯖江スクール)。上位24人が23日の決勝に進出する。

 《寺本「100%を出し切る悔いのない演技ができた」》最後の平均台の演技を終えると、寺本は両手で顔を覆った。初めて代表入りし「人生が変わった」と振り返る11年世界選手権と同じ東京体育館での引退試合。込み上げてくる感情を抑えることはできなかったが、涙はその一瞬だけだった。「プレッシャーなく自分の100%を出し切る悔いのない演技ができた」と胸を張り、「体操をやってきて良かったと心から思える」と笑顔を見せた。今後については「ゆっくり考えたい」としつつ、「将来的には日本代表をサポートできれば」と思いを語った。

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2022年4月22日のニュース