初参加の大栄翔「自分の課題が分かる」 合同稽古2日目

[ 2022年4月22日 14:45 ]

ぶつかり稽古で錦木(右)の胸を借りる大栄翔(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の2日目が22日、国技館内の教習所で行われ関取16人が参加した。

 春場所新三役で8勝7敗と勝ち越した小結・豊昇龍(22=立浪部屋)は、この日最多となる17番取って10勝7敗。前に出る力強さに加え、出し投げや足技のうまさも見せた。「昨日より体の動きは良かった」と内容に納得も「もう少し取りたかった」とさらなる意欲を示した。春場所前の合同稽古は自身を含む多数の力士が新型コロナウイルスに感染したため中止。4カ月ぶりの開催に「出稽古できないので、合同稽古してもらって感謝しています」と、貴重な力試しの場に充実感をにじませた。

 小結返り咲きが有力視されている大栄翔(28=追手風部屋)は今回が合同稽古初参加。いつも場所前は部屋で稽古していたが「たまには違う人とやって、そこで気付くこととか自分の課題とかが分かる」と意欲的に臨んだ。この日は11番取って5勝6敗。前日よりもまわしを取られる場面が多く、「もっと突いていく内容にしていかないと」と前を向いた。

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2022年4月22日のニュース