無期限登録抹消解除の速見佑斗コーチが復帰 宮川紗江「私も代表に復帰したい」

[ 2022年4月21日 16:14 ]

速見佑斗氏(2019年撮影)
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 18年8月に女子日本代表の宮川紗江への暴力を伴う指導により、日本体操協会から無期限登録抹消処分を受け、4月から再登録が認められた速見佑斗コーチが21日、東京体育館で行われた全日本選手権女子予選で“復帰”した。

 試合会場に足を踏み入れるのは18年6月の全日本種目別選手権以来、3年8カ月ぶりという速見コーチは、宮川の演技後に取材に応じ、「新鮮な気持ち。今まで試合でサポートできず、宮川選手にしんどい思いをさせたので、ようやく、もう1回、スタートラインに立てた」と心境を語った。

 この日、宮川は跳馬13.533点、段違い平行棒11.100点、平均台12.100点、床運動13.133点で演技を終えた。跳馬で技を難度を下げ、段違い平行棒ではミスもあったが、宮川は「全体的に落ち着いて試合運びができた」と振り返った。速見コーチとのコンビ復活については「周りはこの2人を久しぶりに試合会場で見たかもしれないけど、いつも練習を見てもらっているので、自分の中では特別な感じはなく、いつも通りの感じ」と強調。今大会をパリ五輪へのスタートライン」と位置付けており、「コーチも復帰したので私も日本代表に復帰したい」と、世界選手権代表を視野に入れていた。

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2022年4月21日のニュース