リーグワン埼玉・松田力也 カブス・鈴木誠也から刺激「ラグビーも負けたくない」

[ 2022年4月15日 05:45 ]

練習後のオンライン取材に応じた埼玉の松田
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 ラグビーリーグワン2位の埼玉(旧パナソニック)は14日、第13節の神戸戦(16日、熊谷)の登録メンバー23人を発表した。10番で先発出場するSO松田力也(27)はこの日、チーム練習に参加しキックや実戦形式で調整。練習後にはオンラインで取材に応じた。

 チームは現在10連勝中ながら、前節は11位の浦安(旧NTTコム)を相手に前半0―10で折り返すなど苦戦。レギュラーシーズン後半戦からミスも目立っている。今節戦う神戸にも第4節で41―37と接戦で勝利しているものの、油断はできない。「まずは自分たちにフォーカスしないといけない。(直近の試合で)クロスゲームが続いているのは、自分たちのミスの多さが原因。チームのやることを明確にして練習している」。この日の練習では、CTBディラン・ライリー(24)らと積極的にコミュニケーションを取り、時にはジェスチャーを交えながら指示していた。

 チーム練習が終わっても、グラウンドには松田の姿があった。黙々とキックの個人練習。「いつも(練習から)あがるのは最後の方。ルーティンというか、毎回一緒の準備ができるようにしている」。日が暮れるまで蹴り続けた。

 そんな松田は、海の向こうで活躍するアスリートから刺激を受けている。メジャーリーグ・カブスの鈴木誠也外野手(27)だ。面識はないというが、同じ94年生まれとして「凄いですよね。右打者で、メジャーで一気に活躍している選手は少ない中、2打席連続ホームランなど良いインパクトを残されている。ラグビーも負けたくないなと思う」とテレビ越しに力に変えている。

 チームは新型コロナウイルスの影響で開幕から2戦連続不戦敗スタートだったが、連勝街道でプレーオフ(PO)圏内の2位まで追い上げた。レギュラーシーズンは残り4試合で、首位の東京SG(旧サントリー)とは勝ち点7差。異国の地で戦う日本人メジャーリーガーから力をもらう松田は「しっかりチャンピオンになって今までやってきたことを証明したい」と新リーグ初代頂点を狙っている。

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2022年4月15日のニュース