石川遼はギリギリ予選通過、予選落ちの弟・航に「コツコツ腰を据えて」とエール

[ 2022年4月15日 18:14 ]

男子ゴルフツアー 関西オープン第2日 ( 2022年4月15日    よみうりCC=7180ヤード、パー71 )

<関西オープン第2日>お兄ちゃん目標はあそこ!妹の葉子さんをキャディーにつける石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフの今季国内ツアー第2戦、関西オープン(賞金総額8000万円、優勝賞金1600万円)は15日、兵庫県西宮市のよみうりCC(7180ヤード、パー71)で第2ラウンドを行った。

 首位に5打差の32位から上位を目指した石川遼(30=CASIO)は3バーディー、5ボギーの73とスコアを落とし、通算1アンダーの49位でギリギリ予選通過を果たした。

 この大会がプロデビュー戦の弟・航(22=フリー)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75とスコアを崩し、通算14オーバーの145位で予選落ちした。

 史上6人目のアマチュア優勝を目指す蝉川泰果(21=東北福祉大4年)が通算11アンダーで首位に立っている。

 兄・遼は出だしの10番パー4(474ヤード)で2メートルのパーパットを10センチショートするなどパッティングのタッチが合わず、序盤からボギーが先行する苦しい展開。一時は通算イーブンパーの“圏外”までスコアを落としたが、終盤の7番パー4(372ヤード)で3メートルのバーディーパットを沈め、予選通過ラインをギリギリクリアした。

 「何とか最後は耐えた感じです。残り3ホールは1打足りてないかなと。緊張感の中、自分のやりたいことはできたので。あと2日できることが凄く楽しみです」

 スイング改造など試行錯誤の最中にいる。2週前の国内開幕戦、東建ホームメイト・カップに続く予選落ちは回避し、ホッと胸をなで下ろした。

 プロデビュー戦では結果を残せなかった弟・航には「レギュラーツアーは彼にとってレベルの高い場所だと今は感じていると思いますけど、ピークの時にどれだけ結果を出せるかが大事。プロとしてのゴルフ人生は始まったばかりだし、今がピークである必要は全くない。腰を据えてコツコツやってほしい」とエールを送った。

 弟・航は「全然ダメだったと思います。周りの選手を見て自覚が足りないという部分も痛感しているので負けないように頑張りたい」とデビュー戦を振り返り「ショットが良くない日もあるので大叩きをしないよう今一番、アプローチを練習したいと思います」と今後への課題を挙げた。

 次戦は下部ツアーの「i GOLF Shaper Challenge」(4月20~22日、福岡・筑紫ケ丘GC)になる。

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