バレーVリーグ女子PO中止決定「断腸の思い」も課題山積…両チームにコロナ陽性者

[ 2022年4月15日 16:17 ]

 16日に千葉ポートアリーナで予定されていたバレーボールVリーグのプレーオフ女子決勝第2戦のJT―久光が中止になったことを受け、日本バレーボール機構の日置康夫事務局長が15日に取材に応じ「断腸の思い、苦渋の決断だった」と明かした。両チームから新型コロナウイルス陽性者が出たため。第2戦は「勝敗を付けない」扱いで、10日の第1戦を制した久光が優勝した。

 日置事務局長によると、13日に両チームから陽性者が出たという。その結果を受けて、全選手、スタッフに検査をしたところ、14日にさらに両チームから数名の陽性者が発覚。両チーム幹部とも協議した上で決断した。再試合も検討したが、5月には日本代表の国際大会期間も控えており、スケジュールの調整が難しかったという。

 集中開催ではなく、静岡での第1戦から6日後に千葉で第2戦を行うスケジュールや、それに伴う移動リスクなどコロナ禍での大会運営について課題は多い。日置事務局長は「感染の源は特定できない。(通年で)これだけたくさんの試合が中止になるのは想定していなかった。真しに反省して、来季に向けて新たなルール検討をしていきたい」と語った。

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2022年4月15日のニュース