横峯さくら 故郷鹿児島で好発進「温かい目で見守ってくれている」

[ 2022年3月18日 21:38 ]

女子ゴルフ Tポイント×ENEOS第1日 ( 2022年3月18日    鹿児島県 鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72 )

<Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント初日>2番、第2打地点へ向かう横峯(撮影・会津 智海)
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 悪天候でスタートが遅れ、日没サスペンデッドとなった。鹿児島県出身の横峯さくら(36=エプソン)が4バーディー、2ボギーの70で回り暫定3位につけた。

 最終18番、第2打は奥にこぼれた。ピンまで18ヤード。58度のウエッジで放ったアプローチはグリーンを転がりカップに収まった。チップインバーディーで締めた横峯は「戦略性があって、難しいコースなので、アンダーパーで回れてうれしい」と微笑んだ。

 雨と風の中でのラウンド。2番で6メートルを沈めてバーディーを先行させたが、14番までに2つ落とした。しかし、そこから粘る。15番パー5で第3打を1メートルにつけてイーブンパーに戻し、16番で3・5メートルのパットを決めて連続バーディー。尻上がりに調子を上げていった。

 今季はティーショットが安定せず、開幕戦も2戦目もフェアウエーキープ率が低く「これでは戦えないと感じた」。今週から1Wのロフト角を8・5度から10・5度に替えた。「練習場で試したら曲がり幅が減った。キャリーも出ている。ストレスなく振れている」と良いことずくめで好発進につながった。

 昨年2月4日に長男・桃琉(とうり)くんを出産した。同年5月からツアーに復帰したが「思ったより子育ては大変」という。ただ今大会は託児ルームが設置されているため、母・絹子さんに愛息を預けてプレーに集中できている。

 鹿児島でのラウンドは13年大会以来9年ぶりだ。「鹿児島弁も出るし、温かい目で見守ってくれているなと感じる。粘りのあるゴルフを見せたい」と地元のサポートも力に変えている。

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