日本バレーボール協会 川合俊一氏が会長就任へ 知名度、信頼回復に最適 

[ 2022年3月18日 05:30 ]

川合俊一氏
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 日本バレーボール協会は17日、東京都内で理事会を開き、元五輪代表の川合俊一氏(59)を新理事の候補として選んだ。診断書偽造問題で1月に解職となった嶋岡健治前会長の後任に最有力で、18日の評議員会、22日の臨時理事会を経て正式決定する。関係者への取材で分かった。

 川合氏は日本体育大時代から代表入りし、1984年ロサンゼルス、88年ソウル両五輪に出場。一線を退いた後はタレントとしても活躍した。明るく快活な人柄や知名度の高さが、協会幹部らによる不祥事で失った信頼の回復を任せるのに最適と判断された。

 理事会後、オンラインで記者会見した河本宏子会長代行は「評議員会の決議に影響する」として理事候補者名は公表しなかった。川合氏は評議員会で理事として承認され、臨時理事会で理事の互選により新会長に選出される見込み。

 川合氏はインドアの競技を引退した後ビーチバレーに転向し、現在は日本ビーチバレーボール連盟の会長も務めている。

 偽の診断書は2020年1月のビーチバレー男子ワールドツアーへの参加予定ペアのキャンセルを巡って協会幹部らが作成。第三者委員会の調査報告書などでは、嶋岡前会長らは20年12月には事態を把握しながら公表せず、記者会見でも虚偽の答弁を繰り返した。

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2022年3月18日のニュース