照ノ富士が休場 師匠の伊勢ケ浜親方「そういうことを自分から言う子ではない。よほど悪いのでは」

[ 2022年3月18日 13:53 ]

照ノ富士
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 大相撲の横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)=が春場所6日目の18日、日本相撲協会に「右踵骨骨挫傷、左変形性膝関節症。約1カ月の加療を要する見込み」の診断書を提出し、休場した。5日目の玉鷲戦で2敗目を喫していた。照ノ富士の休場は20年秋場所以来12度目で、昨年秋場所での横綱昇進後は初めて。昨年夏場所以来の横綱不在となった。

 11勝に終わった初場所中に右足を痛め、それが完治しないまま場所を迎えた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が報道陣の電話取材に応じ「押されたときに踏ん張りが効かない。今の状態ではいい相撲を取れないいうこと。先場所痛めたケガが治っていない。私から見たら、あのケガで普通に相撲を取っていること自体が大変。しょうがない」と説明した。5日目の取組後に師弟で話し合いを行い休場を決断。師匠は横綱から休場を申し出たことを明かし「そういうことを自分から言う子ではない。よほど悪いのでは」と話した。

 伊勢ケ浜親方は手術などの選択肢は否定。「ここで無理をして悪化させれば、もっとひどくなる。ケアして治していくしかない」と夏場所に向け治療に専念することを強調した。

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2022年3月18日のニュース