ダイキン・オーキッド3位の西村優菜も使用、オデッセイの新パターが話題!

[ 2022年3月18日 05:30 ]

ブレードタイプの「TRIーHOT 5Kシリーズ」
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 キャロウェイゴルフから発売されたオデッセイの新パターが早くも国内ツアーに投入された。男女を通じて使用率No・1を誇る同ブランドから新発売されたのが「TRI-HOT 5Kシリーズ」と「ELEVENシリーズ」。女子の国内開幕戦では西村優菜(21=スターツ)が「TRI-HOT 5Kシリーズ」を使って3位に入るなど、幸先のいいスタートを切った。

 アマチュアからツアープロまで幅広い人気を誇るオデッセイのパター。21年の国内ツアーでは男子が57・7%(ダレル・サーベイ調べ)、女子は51・3%(キャロウェイゴルフ調べ)が同ブランドのパターを使っていた。使用率だけでなく優勝率もダントツで、男子は24試合中15勝(62・5%)、女子も38試合中16勝(42・1%)と勝ちまくった。

 今季も勢いは止まらない。女子開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースでは昨季賞金ランク5位の西村がブレードタイプの「TRI-HOT 5Kシリーズ」の中からダブルワイドを使用。大会前に「距離感がすごく合う。高麗でも負けずに打てるし、自分が頑張らなくても進んでくれる感じがあっていいリズムで打てる」と好感触を示していたように、最終日まで優勝争いを繰り広げた。4日間のパーオン率は70・83%ながら、パーセーブ率は91・67%で全体の1位。しっかりパットを決めて3位に食い込んだ。

 名称にある「5K」は5000を意味しており、おおよその慣性モーメントの大きさを表しているが、これは大型のネオマレットにも並ぶような高い数値。ヘッド前方部分の内部のトーとヒール、ソールの前方~中間の位置のトーとヒールに相当な量のタングステンを配置したことで高い慣性モーメントを実現した。また、ヘッド後方のフランジ部分には、ヘッド前方のステンレススチールよりも比重の小さいアルミニウムを採用。ヘッド前方に全体重量の90%が集中した浅重心設計となり、操作性がアップしている。

 従来のブレードパターでミスヒットした場合、ボールスピードが落ちて打ち出し方向や打ち出し角がブレたりしたが、高慣性モーメント+浅重心により、そういう問題は起こりにくくなっている。西村は「すごくいい回転、ストロークで打てていた」と自信を深めた。

 フェースにはオデッセイの象徴的存在であるホワイト・ホット・インサートを搭載。ヘッドは、通常のブレードタイプのONE、通常のブレードでフランジ部分が直線と平面で構成されているTWO、フランジがすっきりとしたタイプのTHREE、幅広いブレードのDOUBLE WIDE、さらに幅を広くしたTRIPLE WIDEの5種類。今年一番の注目パターは、さまざまな好みに対応できるラインアップとなっており、アマチュアゴルファーにもオススメの一本となる。

 「ELEVENシリーズ」のパターは、後方に向かうにつれて幅が絞られた台形のようなフォルムのヘッドとなっている。「TENシリーズ」のように見るからに大きいマレットタイプだが、特性は異なる。

 TENシリーズに搭載されているソール後方部のトー・ヒールのスクリューウエートがなくなり、逆にソール前方のトー・ヒールにスチール製のウエートが搭載された。また、ヘッド前方部と上面はスチール製、ヘッド後方下部にはウレタン樹脂のCPUとアルミニウムを採用したことで、「TRI-HOT 5Kシリーズ」と同様に全体の重量のうちのかなりの割合がヘッド前方部分に集中。大型マレットらしい高慣性モーメントを実現しながら従来よりも重心は浅く設定されている。これにより、深重心の従来の大型マレットよりも繊細なタッチが可能となり、ボールスピードの低下や打ち出し角、打ち出し方向のズレも減少できるようになった。

 ヘッド形状は1種類だが、アライメントとネック違いで5タイプをラインアップ。1本の白いサイトラインのバージョンは、ダブルベントのTOUR LINED、ショートスラントのS TOUR LINED、センターシャフトのCS TOUR LINEDの3種類。赤と青の3本線のバージョンは、ダブルベントのTRIPLE TRACK、ショートスラントのS TRIPLE TRACKの2種類となっている。

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