八村が今季最多の11得点&5リバウンド ウィザーズが強敵の76ersを撃破

[ 2022年1月18日 06:31 ]

76ersのドラモンドの前でジャンプシュートを放つウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズはキング牧師記念日の祝日となった17日、地元ワシントンDCで東地区全体5位の76ersと対戦。ウェス・アンセルドJR監督(46)は新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となって戦列を離れているが、同じくプロトコルの対象となっていたブラドリー・ビール(28)が1月10日のマジック戦以来、4試合ぶりに復帰して先発した。

 試合はウィザーズが立ち上がりで11―2とリードして主導権を奪い、第3Q残り1分29秒に八村塁(23)がジャンプシュートを決めたところで15点をリード。第4Qでも26―15として点差を広げ、117―98(前半61―55)で勝利を収めた。

 ウィザーズは23勝21敗。ここ5戦では4勝目で、今ホーム8連戦は4試合目を消化して3勝1敗となった。

 八村は第1Qの残り2分41秒からコートに登場し、今季5戦で最長となる16分の出場でフィールドゴール(FG)を6本中3本(うち3点シュートは2本中1本)を成功。4本のフリースローはすべて決めてともに今季最多となる11得点と5リバウンドをマークした。

 モントレズ・ハレル(27)は18得点、トーマス・ブライアント(24)は15得点、そしてゴンザガ大で八村の後輩となる新人のコーリー・キスパート(22)も11得点を記録。八村を含むベンチ勢が活躍して(ベンチスコアは63―27)強敵をなぎ倒した。

 先発陣ではカイル・クーズマ(26)が15得点、16リバウンドで今季15回目のダブルダブルを達成。ケンタビアス・コールドウェルポープ(28)は14得点、戦列に戻ったビールは33分の出場で13得点だった。

 76ersは25勝18敗。12月26日のホームでのこのカードでは21点差で勝っていたが、ロードでは敗れた。

 ここ10試合で平均34・8得点を稼ぎ、9試合で30得点以上を記録していたセンターのジョエル・エンビード(27)はこの日も32得点と底力を発揮。しかし2ケタ得点をマークしたのはエンビード以外では18得点のタイリース・マキシー(21)だけで、ベンチ勢もふるわなかった。

 なおウィザーズは19日にケビン・デュラント(33)が膝の故障で離脱したネッツ、21日には渡辺雄太(27)が所属しているラプターズとホームで顔を合わせる。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場2分41秒=シュート機会なし)
 ▼第2Q(出場4分48秒=5得点)
(1)53秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=〇
*2分2秒・フリースロー2本=〇〇
(2)3分9秒・速攻から右サイドで3点シュート=〇(アシスト・ハレル)
 ▼第3Q(出場2分35秒・4得点)
(3)9分41秒・左エルボー付近からジャンプシュート(アシスト・ディンウィディー)
*11分17秒・フリースロー2本=〇〇
 ▼第4Q(出場6分5秒・2得点)
(4)31秒・右エルボー付近からジャンプシュート(アシスト・キスパート)
(5)57秒・左エルボー付近からジャンプシュート=×
(6)6分1秒・右コーナーから3点シュート=×
 

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