羽生結弦の五輪選考「土台からは落ちない」 日本スケート連盟・竹内洋輔強化部長が説明

[ 2021年11月17日 15:53 ]

羽生結弦
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 日本スケート連盟は17日、フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)がGPシリーズのロシア杯(26日開幕、ロシア・ソチ)を欠場すると発表した。羽生は右足関節靱帯損傷のためNHK杯を欠場。その回復が遅れており、22年北京五輪の最終選考会を兼ねる全日本選手権を欠場せざるを得ない場合もある。その事象が発生した場合、竹内洋輔フィギュア強化部長は「選考の土台からは落ちない」と見解を示した。

 竹内強化部長は「前回の平昌の時もNHK杯で4回転ルッツでケガをしてその後、欠場もあった」と改めて説明し「そういった経験も4年前もありますし、我々としてはしっかり回復してくだされば、競技力を戻していってくれると思っています」と語った。

 日本男子の北京五輪出場枠は3枠。同連盟の五輪選考基準では、全日本選手権の参加は必須ながら「過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本に参加できなかった場合は、けが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ選考することがある」と追記がある。羽生は過去の世界選手権では2度制覇など計7度表彰台に乗った実績がある。自身3度目となる五輪挑戦について羽生は明言していない。

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2021年11月17日のニュース