今季国内最終戦の渋野日向子 23歳最初の試合で地元ファンに感謝の思いを

[ 2021年11月17日 17:01 ]

<エリエールレディース・プロアマ>7番、ティーショットを待つ間、必死にメモをまとめる渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの大王製紙エリエール・レディース(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は18日から4日間、愛媛県松山市のエリエールGC松山(6545ヤード、パー71)で行われる。

 来季の米ツアー出場権を争う最終予選会(Qスクール)挑戦のため来週早々に渡米する渋野日向子(23=サントリー)にとってはこの大会が今季国内ツアーの最終戦となる。前週の伊藤園レディースは1打及ばず予選落ちしたが、その後、岡山の実家に戻ってリフレッシュ。15日には家族と23回目の誕生日を祝った。

 「22歳は変化することを恐れないようにやってきました。22歳でいろいろ作り上げてきたことを23歳でもっともっといろいろ積み上げていけたらいいかなと思います」

 2019年にも伊藤園レディースで予選落ちした後、岡山の実家に戻り、父・悟さんの助言などを力にこの大王製紙エリエール・レディースで優勝。今回は母・伸子さんが見守る中、打球練習を繰り返し「ジュニアの頃を思い出しましたね。いてくれるだけで安心します」と新たな気持ちでコース入りした。

 「23歳でやり切りたいわけじゃないですけど、これから世界遺産巡りがしたいです。知床、日本だけど、屋久島…ナイアガラの滝、あと、自由の女神も見たいです。学生の時、お父さんと日光東照宮に行きました。海外に行くともっと世界も広がると思うので」

 世界遺産に登録されていないナイアガラの滝はおまけだが、公私とも渋野が目指しているのは世界。今大会は有観客試合。週末には地元岡山からの応援もあるという。ファンの前で惜別の勇姿を見せる。

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2021年11月17日のニュース