ラグビー代表戦で喪章検討 「貢献は計り知れない」日本協会名誉顧問の日比野弘氏を追悼

[ 2021年11月17日 21:11 ]

理事会後、オンラインでブリーフィングを行う日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事
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 日本ラグビー協会は17日、オンラインで理事会を開催。終了後にブリーフィングに応じた岩渕健輔専務理事は、今月14日に86歳で亡くなった同協会名誉顧問の日比野弘氏を追悼し、各日本代表が今週末の試合で喪章を付けることを検討していると明かした。理事会の冒頭では森重隆会長が追悼の言葉を述べ、全員で黙とうを捧げたという。

 岩渕専務理事は選手、指導者、協会幹部として長年活躍した日比野氏に対し「ラグビー界に与えた貢献は計り知れない」と感謝。その上で「ご遺族の考えもある」と前置きしながら、「代表は現地と調整があるが、話し合っている。今まで貢献していただいた日比野先生に敬意を表したい」と喪章をつけることで調整中であることを明かした。今週末は男女7人制代表が19、20日のアジアセブンズシリーズドバイ大会に、男女15人制代表が20日にテストマッチを控えている。

 日比野氏との個人的な思い出を問われた岩渕専務理事は、「理事になった時、専務理事になった時に、温かいお手紙をもらった。今後の日本ラグビー界をどう考えるなど、ご示唆をいただいた」と懐かしんだ。ラグビー史に関する著作のある同氏は、各代表のキャップの整備についても助言してくれたそうで、近年整備された女子や7人制代表のキャップについては「日比野先生の話があったことも、整備の大きなきっかけとなった」と感謝した。

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