レイダースのWRが酒気帯び運転で衝突事故 女性1人が死亡 昨年1巡目指名のラッグス3世

[ 2021年11月4日 09:54 ]

車イスに乗せられて出廷したレイダースのラッグス3世(AP)
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 ネバダ州ラスベガスを本拠にしているNFLレイダースのWRで、2020年のドラフト1巡目(全体12番目)に指名されていたヘンリー・ラッグス3世(22)が酒気帯び運転のまま最高時速251キロで道路を走行。AP通信によれば、204キロの状態で前を走っていた車に衝突し、その車を運転していた23歳の女性が死亡した。

 事故が起こったのは2日の午前3時すぎ。ラッグス3世と同乗していた女性も負傷。病院に搬送されて治療を受けた同選手は車イスに乗せられて拘置所に送られ、その後15万ドル(約1700万円)を支払い、飲酒をせずに自宅待機でいることを監視されることを条件に保釈されたが、警察当局や医療スタッフには非協力的な態度をとったと伝えられている。

 これを受けてレイダースは今季7試合に出場して24回のレシーブで452ヤードと2TDをマークしていたラッグス3世を解雇。同チームは今季5勝2敗でAFC西地区の首位に立っているが、開幕時に陣頭指揮を執っていたジョン・グルーデン監督(58)は電子メールで差別的な言葉を使い続けていたとして辞任に追い込まれており、さらに選手の酒気帯び運転による死傷事故という不祥事が重なる事態となった。

 なおラッグス3世が運転していたのはシボレーのコルベットで、ぶつけられた女性の車はトヨタのRAV4だった。

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