17歳が83連勝!レスリング藤波朱理、初の世界選手権で金 日本史上5人目の高校生女王

[ 2021年10月8日 05:30 ]

レスリング・世界選手権第5日 ( 2021年10月6日    ノルウェー・オスロ )

女子53キロ級で優勝し、日の丸を掲げる藤波(共同)
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 女子53キロ級は初出場の17歳、藤波朱理(三重・いなべ総合学園高)が決勝でモルドバ選手にテクニカルフォール勝ちし、金メダルを獲得した。17年9月から続く連勝記録を83に伸ばしたホープは、17年大会の須崎優衣(早大)以来、日本史上5人目となる高校生女王となった。50キロ級の吉元玲美那(21=至学館大)も優勝。65キロ級の森川美和(22=日体大)は決勝で敗れ銀メダルだった。

 鮮烈な世界デビューでパリ五輪への号砲を鳴らした。藤波は初戦から4試合全て無失点でテクニカルフォール勝ち。17年6月の全国中学生大会で敗れて以降続く無敗記録を83に伸ばし「この階級に出場する者として絶対に勝たないといけないという責任は感じたけど、緊張もなく楽しんで戦えた」と笑顔がはじけた。

 長い手足を生かした電光石火のタックルから得点を重ね続けた。決勝は2分15秒で勝負をつけ「自分から攻めたことが結果につながった」と納得の表情。02年大会の伊調馨、17年の須崎らに続く高校生女王の称号を手にしても、「若いと言われるけど、レスリングへの思いだったり考えてきた時間は劣っていない。自信を持って戦えたことが一番の要因」と言ってのけた。

 いなべ総合学園高の監督で父の俊一さん(56)の影響で4歳からレスリングを始め、世界選手権銅メダリストの兄・勇飛(25)とともに天性の才能を磨いた。父が「試合をすれば常に自分の力を出し切れる」と評する精神力も武器に、中2の秋からは国内外で無敗。昨年12月の全日本選手権でシニアデビューすると、世界選手権連覇の実績を持つ奥野春菜(22=自衛隊)らをあっさり撃破し頂点に立った。

 東京五輪の同階級は向田真優(24=ジェイテクト)が金メダルを獲得。準備していたという英語で優勝インタビューに応じた17歳は、18年の国際大会初出場以降、海外選手には不敗で「パリは絶対に自分が行くという強い気持ちで、向田選手と戦う時が来たら勝ちたい」と力強く宣言した。

 ◆藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年(平15)11月11日生まれ、三重県四日市市出身の17歳。父・俊一さんの影響で4歳から競技を始める。三重・いなべレスリングクラブ―いなべ総合学園高。20年全日本選手権、21年全日本選抜優勝。17年9月から国内外で無敗で、連勝記録は今大会終了時点で83に伸ばした。兄・勇飛は17年世界選手権のフリースタイル70キロ級銅メダリスト。1メートル63。

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