摂南大、2季ぶり白星 森山迅都好タックル連発で瀬川智広監督に初勝利プレゼント

[ 2021年10月3日 15:43 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節第1日   摂南大38―27関学大 ( 2021年10月3日    奈良県天理市・天理親里競技場 )

<関学大・摂南大> 後半26分、逆転トライを決める摂南大のヴィリアミ・ツイドラキ (撮影・後藤 大輝)
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 摂南大が2季ぶり勝利を挙げた。関学大ペースになりかけた場面で、好守が光った。7―7の前半20分すぎ、自陣22メートルライン付近でロック森山迅都(2年)がタックルを低く突き刺さしてノッコンを誘った。12―17の前半終了直前にも森山の好タックルを起点に反則を奪い、そこからトライにつながった。前半を19―17で折り返した。

 後半は、一時19―27に広げられたものの、No・8アホフォノ、FBツイドラキのジャッカルで窮地を脱した。ツイドラキは終盤に2トライを挙げて、逆転勝利に貢献した。

 東芝を率いて08、09年のトップリーグを連覇し、16年リオデジャネイロ五輪では男子7人制日本代表の監督としてニュージーランド代表を破って4強に導いた瀬川智広監督は、就任2年目でリーグ戦初勝利。コロナ禍の変則日程で開催された昨季は、4戦全敗だった。指揮官は「正直、守備がうまいチームじゃない。森山にはチームを勢いづけるような思い切ったタックルをしてほしいと伝えた。周りがそれに引っ張られて波に乗ってくれた」と、この試合の優秀選手賞に選ばれた2年生を称えた。

 京産大との開幕戦が延期になったため、チームにとっては初戦だった。実戦も6月以来。コンディションづくりが難しい状況ながら、4トライ以上で得るボーナスを加えて勝ち点5発進した。フランカー隈元主将は「チャレンジャーを心がけた。勝ち切れて嬉しい」と声をはずませた。

 関学大は開幕2連敗。4トライ以上のボーナス1点を手にし、通算勝ち点1とした。

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2021年10月3日のニュース